フォレスターについて
・国有林、州有林、民有林を分けずに管理している
・社会の要求としては、フォレスターにその地域の森林に関する案件ついては総合的に処理することが出来て欲しい
・社会の要求が多様化しているなか、どういった状況でも対応できる、フォレスターも統合的な人材(ジェネラリスト)の育成を目指している
・学生の自由意思でプロフィール(どんな授業。・実習を履修するか)が作成できるようにカリキュラムを作っている。85%は森林に関する基礎と専門のコア・カリキュラムであり、残りの15%が周辺学問領域の自由選択カリキュラムとなっている
・専門領域に特化したスペシャリストとして活躍する場合は企業に行った方が良い
・フォレスターの雇用主はほぼ州の行政で区画森林官になることが多い。
・フォレスターは、森林からの木質系資源の生産、自然保護区の保全(監視)、狩猟を含めた生態系サービスの提供などの業務を行っている
・区画森林官は州有林だけでなく、依頼されれば私有林の生産等の管理も行い、収穫量に応じたサービス料を受け取る。
・小規模私有林の利用促進が課題となっており、この点では区画森林官よりも民間のフォレスターの活躍が期待される。
・今後のフォレスターの役割は、補助金で木材価格を抑えるような公務員型がよいのか、民間企業のように効率化をはかり利益を最大化することがよいのか、大学内でも議論となっている。
・森林所有者は利益の最大化を望んでいるが、効率化が必ずしも良い森林管理ではなく、生態系や生物多様性保全を考慮しなければならない。
・ドイツの森林の85%は、所有形態にかかわらずPSCかFSCに認証されている
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